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北京日記 H 北京動物園・オリンピック公園・前門街

2010年10月27日Wed 快晴 少し寒い 手がかじかむ

 北京動物園

 ホテル近くの中国美術館前から直行バスで北京動物園へ行った。
動物園なんて、どこも似たようなものだろうからさして興味はなかった。
しかし、なにしろ北京の動物園だ。
広いとは聞いていたが、はたしてどれくらいの広さかなのか。
実際に体感してみようと思いやってきた。

 はたして、広いわ広い。
幸いにしてパンダ感はすぐ入り口の近くにあったのでよかった。
何頭ものパンダが屋内やら屋外にところ狭しと飼育してある。

   その後、サル山に行く。
これは、大阪あたりのサル山とたいして変わらない。
熊類、狼、像、シマウマ、鹿類、鳥類、と見て回った。
ひとつひとつの展示はさほど日本の動物園と変わらない。
むしろ、旭山動物園のほうが格段にいい、だが、
ひとつの展示館からつぎの展示館までの移動がおそろしく遠い。
平気で15分あるいは20分あるかなければならない。
4つほどの展示館をまわるだけで、優に小1時間かかってしまう。
したがって、朝9時過ぎに入園し園内を一周するころにはすでに1時をすぎていた。
なんと、4時間あまりもかかってしまった。

  


   感想としては、無駄に広くないか?
ふざけんな、見終わるころには疲れ果てて座り込んでしまいそうだぜ。
もう、二度と来なくていいところだ。
それにしても広いこともさることながら、入園者の多いことにも感心する。
このくらいの広さがこの大量の入園者には丁度いいのかもしれない。
午後1時半、3元のとうもろこしを昼ごはん代わりにして動物園をあとにする。

  


 オリンピック公園

 地下鉄を2回ほど乗り換えて、鳥の巣のオリンピック競技場へ向かう。
地下鉄は迷うことがなくて便利だ。
北京の地下鉄網は簡単明瞭でわかりやすい。
バスほどきめ細かくはないけれど、バス路線ほど複雑ではない。
バス路線は複雑で、バスの車掌に聞いても、
虎の巻を見てから返事してくれるほどだ。

 さて、例の鳥の巣に到着してこれまた、その巨大さにびっくり。
サッポロドームで巨大建築物は見慣れているはずだったが、そばにいって
その巨大さにあらためて驚いた。
こんな巨大な柱をどうやってたてたのだろうかとかいろいろ考えさせられる巨大さだ。
50元の入場料を払って内部にはいる。
観客席から競技場を見下ろすと、思わず、うわーっといいたくなる。
サッポロドームの10倍くらいは座れるのではなかろうかとおぼしき席数だ。
巨大さで、鳥の巣、機能の凄さでサッポロドームといったところか。

 ところで、このオリンピックスタジアムの公園の通りといい、また、周辺の建物と
いい、視界の効く限り、超近代都市北京、という印象をいだくしかない。
会場周辺の超高層住宅街のビルは7つ星の公共住宅だったり、
なだたる会社のオフィスだったり、ニューヨークにも負けず劣らずの感がある。

 ここでも、移動にむやみに時間を浪費してやっと鳥の巣の見学を終えた。
帰りにバス停を探したり、地下鉄の入り口を探したりして、それだけで
30分以上もかかった。
ふう、疲れた。
午後4時過ぎ、オリンピック公園を後にした。

  


前門街

先日、自転車で行った、前門街が気になったので、地下鉄で前門に移動。
例のリニューアルされた街並みを観に行った。
うわー、レトロな中国の繁華街が再現されてきれいだ。
路面電車もレトロ風にアレンジされてきれいだ。
ただし、運賃40元は、一般のバスが1元なのに比べれば、べらぼうに高い気がする。
やはり、リッチな観光客用だ。
さて、街並みはきれいはきれいだが、なんかいまひとつ活気と華やかさが無い。
立ち並ぶ、きれいなお店の中で買い物しているひとがほとんどいない。
みんな、お店の前を素通りして、見るだけのようだ。
それは、そうだろう、立派なお店できれいに展示してある商品はどれもこれも、
上品で高そうだ。

  


 しばらく歩いて、裏通りにはいって、驚いた。
きれいな表通りの裏側は昔ながらの胡同の超市、屋台がずらりとならび、
東京のアメヨコなみの賑わいなのだ。
表は観光客用の立派なテーマ街、裏側は昔ながらの庶民の店がところ狭しと
並んでいる。
断然こっちがいい。
屋台のホットドッグを買って空腹をしのいだ。
お菓子屋さんに入ってお土産用の安いお菓子を買った。
午後5時も過ぎて、薄暗くなりかけたのでホテルに帰ることにした。

  


 バスで帰ろうとしたが、どのバスに乗っていいかわからず、
バスのスタッフに聞きながらバスを探す。
同じ地区にバス停が何箇所もあって、バス停の移動にも平気で5分とか10分とか歩く。
時間帯のせいか、渋滞気味。
さらに追い討ちをかけるように政府の要人の一団が通過するためか、
交通規制で、完全にストップ。
歩いたほうが早いくらい。
地下鉄にすべきだったと後悔しても、もう遅い。
挙句に乗るバスを間違えた。

車掌が親切でバスを降りる場所と乗るべきバスを教えてくれた。
810番バスに乗れと言う。
なんと路線の数の多いことか。
車掌の虎の巻は、一冊の単行本並みで、その中にびっしりと路線番号と
バス停名がかかれていた。

 午後6時半、無事に宿に到着。

  
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