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2006/02/1 9 months later
実は、野ネズミ君、こう見えてもなかなか賢い動物です。
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本当に自分で扉のフックを開けることができるのかどうか、観察していたら、両手で天井のフックを引き下げて、鼻で扉をこじ開けるという芸当を私の見ている前でやってのけ、まんまと3度目の逃亡に成功しました。
しかし、運悪く、その日、ボイラー室の床に重油が漏れるという事故があり、床が重油びたしになってしまったのです。
野ネズミ君は朝になっても、次の日の朝になっても、3日たっても、幾日たってもとうとう帰って来ませんでした。
ネズミ捕りをしかけてもかかったのは違う野ネズミでした。
おそらく、床にこぼれた重油にまみれ、体についた付着物をきれいになめ取る野ネズミの習性で、重油をたっぷり飲んで死亡したと推測されます。